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当院の特徴

当院の診療方針

当院では、患者さんが満足し安心できるよう、

  1. 丁寧にわかりやすい説明
  2. 正確な診察、診療

をモットーに親切で心のこもった医療サービスを心がけています。

 

診療内容

血液透析

当院は、以前より無酢酸透析を行っています。腎不全患者は酢酸代謝機能の低下している方が多く、血液透析中の血圧低下の一因になることもあります(Daimon S. et al., Ther Apher Dial 15(5): 460-5, 2011)ので無酢酸透析としています。

2022年6月からはon-line HDFにも対応できる透析機器に更新し、一応最新といえるものになりました。

ただ、透析機器は、昔より便利な機能が追加になっただけで、30年前から基本的には変わっていません。血液透析は尿毒症物質、過剰な水分を除く為の治療ですが、尿毒症物質を機械が感知して除去しているわけではなく、単に血液と透析液の濃度勾配で除去しているだけで体に必要な物質(e.g.カルニチン)も遠慮なく除去してしまいます。分子量の大きな尿毒症物質はどれだけ時間をかけてもわずかしか除去できません(Clin J Am Soc Nephrol, 2018; 13: 436-44)。したがって、透析機器を新しくしても、透析患者の生命予後の改善に結び付くわけではありません。血液透析は、本来の腎臓と同じ働きは不可能なので、血液透析で補えない部分は、食事療法、薬で補う必要があります。機械に任せず、食事療法、水分制限を根気よく続けることも大事です。

昔と大きく変わったのは、治療のガイドライン、治療薬、シャント管理、腎不全患者に多い冠動脈疾患の加療など透析機器以外のものです。今のガイドラインも将来変わるかもしれませんし、患者の年齢、状態によっても治療目標は変わってきます。当院ではできないシャント治療(VAIVT、内シャント作成)、冠動脈疾患の加療は経験豊富な近隣の施設に依頼し、当院では透析スタッフによるシャントエコー、心エコーなどで管理しています。結果、最近ではほとんどの例でシャント閉塞、心筋梗塞になる前に把握し、加療となっています(内頸静脈からカテーテル挿入することはなくなりました)。

近年は、SGLT2阻害薬、ARNI、MRAなど心臓、腎臓に好影響を与える薬がたくさん出てきて、以前のCKD患者では考えられないような良い結果が出てきています。SGLT2阻害薬、MRAは透析患者では使えませんが、ARNIで驚くような心機能改善をする透析患者例も経験します。

昔から基本的に同じ機械を使いながら、生命予後を向上させるためには、常に新しい情報を知りながら治療することが必須と考えています。

腎移植

腎移植も積極的に勧めており、移植後は当院外来にて加療継続します。

外来

糖尿病、高血圧、腎不全、一般内科、感冒などの診察を行っています。

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